投げやりとかじゃないです、決して。 誰でもみんな、思うままに、が理想のはず。
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どういうわけか、今日は六時からバイトだと思い込んでた。
四時半ごろ、ふとシフト表を見直すとそれは明日の予定だったことに気づく。
うーわー朝からそのつもりだったのに。体調芳しくないまま憂鬱に過ごしてたのに。
今日はこの冬一番の寒さだったそうですね。
家に閉じこもってやったぜ!へへん。
そしたら、実家から荷物が届いた。
餅とサツマイモがいっぱいあるから、片付けてくれと。
まあそれはいいんだけど。
実家を出る時、サツマイモ、そんな多くても困るから五本ぐらい貰ってくわ、って言ったはず。
いち、にい、さん、し.........じゅう...ご。
15本。
食えるかい!
「おかげで片付きました。」って!
くそぅ。やられた。
まぁさっそくオーブンで焼きましたけど。んまかったさ。
もちと、イモ。なんともすてきな冬ごもり。
久しぶりに…
・読んだ本
『リミット』/野沢尚
500ページに及ぶ長編作。
警視庁捜査一課に勤める婦人警官が、連続幼児誘拐事件の捜査中に自分の息子も誘拐される。「警察に助けを求めれば息子を殺す」「内部の情報を犯人側に流しているスパイが身近にいる」状況で、彼女は誰にも助けを求めることもできず、警察までも敵に回して一人、犯人に対峙する。
普段あんまり、こういうスリル・サスペンス・アクション系のものは読まないけど、野沢氏の作品ということで気になったのと、量的に帰省の移動中にちょうどいいかと思って。
描写の情報量が半端ない。この人は元警官だったんじゃないかと思うぐらい。
警視庁と県警の軋轢や組織内での人間模様。幼児売春や臓器売買の実態、アジア諸国の犯罪グループや誘拐犯との知能合戦。
先が読めないスピードで、でも一人一人の動きが意味を持って説明されてて。
容赦無い犯人の行動や臓器売買の話なんかは、残酷で黒くて読んでてどうしようもない気持ちになった。
結果的には、事件解決、でしたが。人、死にすぎやって。
犯人グループは全員死亡。誘拐された幼児も生存は正確には確認されないまま。
ここまで人間を汚く描けるものなのか。壊れていく過程や狂気を、見ようによってはある意味正当化させているかのような見せ方。
対照的に、母親の死に物狂いの強さもドスンと来る。
人と、人と、人と。映画に憧れて人を殺す人も、子を守るために敵を殺す人も、善いとか悪いとか単純な線引きはできなくて、そんな集まりの中で人は生きて、殺されて。
あまりに生々しくて、これ実話なんじゃないかと途中で勘違いしそうになった。
一本の映画を見るのと同じくらいの臨場感と迫力でした。
ぁー。疲れたー。