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投げやりとかじゃないです、決して。 誰でもみんな、思うままに、が理想のはず。

    

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一泊だけ、父の実家に行ってきました。
おじいちゃんち、ではあるのだけど
おじいちゃんはもうずっと入院中なので空家に泊まったということ。
おばあちゃんは私が生まれるだいぶ前に亡くなったから。

山に囲まれて緑が綺麗で空が澄んでて水が美味しい。
まさに田舎!っていう感じの町。過疎化が激しいらしい。

子どもたちがみんな自立して、一人で長い間この家に暮らしていたおじいちゃんも、歳をとって以前みたいに「元気!」ではなくなってた。
もう今年で99だもの。すごいよ。
病院の、大部屋で寝ているおじいちゃんの姿は
去年亡くなった母方の祖父を思い出させた。
まあ、老人ばかり入ってる病院なんてどこも似たようなものなんだろう。
口と喉と腹にまでチューブがつながってた母方のじいちゃんよりは、だいぶ楽そうに見えた。

でもぐっすり寝てて、私たちが来たことなんて全然わからなかっただろうな。
6年ぶりなのに。
でも起きてても私のこと覚えてるかどうかは非常に怪しいとこで…
お父さんのことも時々わからないらしいから。

家に帰って、「遺影を決めなきゃ」って会話を普通にすることも、違和感がなかった。
これがたぶん最後の対面だということも、みんなわかってるし、軽い感じで口にする。

そういうものなんだな。冷たいとか不謹慎とかそういうことじゃなくて。
人が死ぬということは当たり前のことで
悲しむのも当たり前
でもそれと同じくらい
「この人はもう時期」と覚悟するのも自然なこと。

突然や不意にではなく淡々と確実に訪れるものからは、目を逸らしてはいけないということ。

でも帰る時は皆、またね、と言って病室を出ました。


・読んだ漫画
『アドルフに告ぐ』1巻/手塚治虫
ある音楽雑誌で、某バンドのベーシストが薦めてたから、という、不純なキッカケだけど(笑)
あまりにも有名な人物アドルフ・ヒトラーを、日本人の視点から見る話。
手塚治虫が書く主人公(『アドルフ~』は誰が主役か決まってないけど)は、みんな人間臭いし時々醜い。
でも芯が強いし良い意味でも人間臭い。
感情のある人間と、冷酷な人物が必ず出てきて、無意識に自分は勧善懲悪の方式を望んでることに気づかされる。それを時には裏切ったりほっとさせてくれたり。
一巻はまだまだ序章で、全然核心にたどり着いてないけど、ヒトラーではない二人のアドルフがどう関わって、どう繋がっていくのかすごく気になる。何で一巻しか買ってないんだ自分。

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