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投げやりとかじゃないです、決して。 誰でもみんな、思うままに、が理想のはず。

    

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幼稚園公演、終了しました!

思えば一番最初にこの台本を手にしたのは1月だったから、約5ヶ月の付き合いだったわけです。
間は結構ブランクあったけど。

うん、感慨深い。

なんだかほんとに、色んな貴重な体験ができました。


本番で一番印象的だったのは、前日にちょっと仲良くなった年長組の男の子が、私が登場していたシーンでずーっと手を振ってくれてたこと。

舞台後方から客席を見降ろして台詞を言う役だったので、手を振り続ける男の子と目が合った時は思わず手を振り返しそうになりました。



いや、だから可愛すぎるって!


とてもとてもあったかいお客さん達でした。





そして本番終了後Tシャツとジャージに着替えてバラし始めたら、さっきあんなに交流してたはずの子供たちが
キョトンとして「あの人誰?」な反応になっちゃった時の悲しさ(笑)


そうか…キラキラした目で見てくれてたのは衣装の方だったのね。。。

うん、色々と学びました。




よーし、そんじゃ次の稽古が始まるぞー。

こっちもまた、私は今まで経験したことない企画。


うずうずする!





ひと段落ついたところで、最近更新してなかった分の出来事を書こうと思います。



先日の話。


じゃん。
110609_225422.jpg














ディズニーランドが「夢と魔法の国」なら、
サーカスは何だろう。「非日常な現実世界」?

生身の人間が、とても人間業とは思えない技やイリュージョンや夢のようなショーを見せる世界。

楽しくないわけがない!



というわけで行ってきました

原宿ビッグトップ「KOOZA」!!


あ、写真はポップコーンの容器です。
これとビールを片手にもしゃもしゃ頬張ってました。


本当は3月末に行く予定だったのですが、公演自体が一時中止になっていたので、今度こそ。

クーザのイニシャルはKじゃなくてCだと思ってたくらい事前知識のないまま行きました。


サーカスなんていつぶりだ…?たぶん、最後に見たの小学生の頃とかかもしれない。



感想は、一言で言えば、もう、素晴らしかった。

ほんとに、すごかった。

特に涙を誘うようなシーンは一つもなかったはずなのに、ていうかそういう意図で作られたわけじゃないだろうに、何故か何回も泣きそうになりました。







以下ネタバレになります。



















まず、開演前の客入れの時点からショーは始まっている演出。

客に扮した人、警官、ピエロ、何故かバレリーナなど、いろんな「賑やかし」演者が客席で開演を待つお客さん達に絡み始める。

「絡む」って、言葉だけじゃなくて実際に客席をうろうろしながら文字通り体と体が触れる距離でのパフォーマンス。

若いカップルが席に座ろうとしたら男性の方を押しのけて女性の肩を抱いてナンパしたり
「空気読めない客」を装ってデジカメでフラッシュ焚いて写真撮りまくったり
お客さんの膝の上に座ってポップコーン食べたり
頭の上がちょっと寂しい感じの中年男性(もちろん一般客)の髪にスプレーみたいなものを吹き付けたり...


普段、街中でやったら絶対に怒られるようなことばかりを無邪気にやられたら、もう面白くって笑うしかない。
むしろ自分も絡まれたくてわくわくしながら客席のあちこちで起こる「事件」を見守っていました。

そしたらあっという間に開演時間になるっていう。



これ、いいなぁと思いました。

お客さんとしてもそうだけど、演じる側としても、いいかもしれないなぁと。

だっていつも自分の出番ギリギリまで舞台裏で吐きそうなくらい緊張しまくっている自分としては、
「開演まで客席で暴れてていいよ」って言われた方が、もうすでに舞台上に出ちゃってるわけだから緊張する間も無いわけだし。

まぁクーザっていう大きな舞台だからお客さんも笑って許せるけど、
私が芝居の開演前にお客さんの頭にポップコーンぶちまけたりしたら大ブーイング受けるだけだろうけど(笑)



そして始まる本編。

流れとしては「主人公の少年イノセントのもとに届けられた大きな箱の中から、トリックスターが飛び出して少年を不思議な世界へ連れて行く」というストーリー。
イノセントはそこで様々な経験をしながら自分自身を見つめ、「何か」を得て成長した時にトリックスターたちと別れて現実世界へ戻る。

という感じだったと思います。



カラフルなトリックスターが現れて、不思議な世界への幕が開ける(実際に舞台奥の幕が上がって大きな「世界」が現れる)シーン。
壮大な音楽とともに演者たちが団結して踊り、それを見た少年が惹かれるように世界に入り込む時点で、もう早速感動して泣きそうになる。


そこからはもう怒涛の展開でした。

空中ブランコやフラフープの女の人はハリウッド女優かと思うくらい妖艶でセクシーだし、
綱渡りや椅子を積み上げて登る男の人は引き締まった筋肉としなやかな身のこなしで美しいし、
信じられないくらい体の柔らかい動きをしたりくるくる踊りまわる女の人たちは華奢だけどよく見たらすごい綺麗な筋肉がついてるし。


前から数列目の近い席で見れたので、
もう、技と体に釘付けになって一瞬も目が離せませんでした。


そしてそんな息を呑む真剣勝負のパフォーマンスの間には、

道化役の「間抜けな王様と頼りない家来」たちによるお約束の「客いじり」。

お客さんをステージに上げて一緒に踊ったりイリュージョンで消して見せたり(消された女性はしばらくして舞台の床を持ち上げて出てきた)。


この緩急の付け方が本当にいいタイミングで、手に汗握ってグッと緊張した直後にクスクス笑って、ハラハラしてニヤニヤしてドキドキして、客なのにリアクションに忙しい。
「飽きさせない」惹きつけ方が本当に巧みでした。


中盤でピエロが客席の方に逃げ込んで、それを追いかけるように舞台上から大砲が撃たれるのですが、
中身は砲弾ではなくて色とりどりの紙吹雪!
ピエロが端から端へ動いてくれるからお客さんみんな紙吹雪を浴びることができました。

そしてどさくさに紛れて王様の家来が客席へやってきて、見事!絡まれることができたわけです。
直後に大きな犬(マッド・ドッグと言うらしい)の着ぐるみも来て、私が持っていたポップコーンの容器に顔を突っ込もうと突撃してくるし、
着ぐるみの長い毛をわしわし撫でながら、会場中が興奮した状態でもうテンション上がって大変でした。



そんな約2時間半のステージ、休憩も挟んだとはいえ(休憩への入り方もまた素敵)あっという間に終わってしまったように感じました。

最後、カーテンコールでまた泣きそうになりながら、異世界へ帰って行くトリックスターたちへ力いっぱい拍手をしてたら、最後の最後の終わり方まで楽しませてくれる演出にもう脱帽。



余談ですが、少年を導くトリックスターの人がめちゃくちゃイケメンでした。
メイクや帽子で素顔は見えにくかったけど、席が近かったので「ザ・西洋の美」みたいな綺麗な顔がばっちり見えました。
あんな人が軽々とバク宙とかダンスとかできちゃうなんて、完璧すぎるだろ。


ていうかパフォーマー(アーティスト、というべきか)の人たちって、進む道が違っていたら普通にオリンピック出てたんじゃないかってくらいハンパない身体能力の持ち主ばかりでした。
「ブランコ」とか「シーソー」とか「フラフープ」とか、そこらの公園にあるような「普通のモノ」を使って、あんなにも「普通じゃないこと」ができるなんて。

それがサーカスなんだなぁ。すごいなぁ。




思わずグッズ販売コーナーでTシャツ買っちゃったし。
張り切って稽古場に着て行こうと思います。





一つ、当日出演者の体調不良で中止になった演目があったのが残念ではあったけど、それでも大大満足な時間でした。




追加公演なので7月までやっているみたいなので、
時間ある人はぜひ行ってみてほしいです。




それにしてもあんな大規模なショーをほとんど毎日、しかも1日2回とかやっちゃうって

やっぱりあの人たち人間じゃないんじゃないかな...

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