投げやりとかじゃないです、決して。 誰でもみんな、思うままに、が理想のはず。
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キミトジャグジー第15回公演
「チルノインワンダーランド」無事終演致しました。
今回は私がキミジャグに出演する最後の公演ということで、西堀晴香卒業公演と銘打って頂きました。
客演として初めて出演させてもらったのが2年前。
正式に加入させてもらったのがちょうど1年前。
年月にしてみたらほんの短い間かもしれないけど、
私にとっては本当に、人生でものすごく大きな意味を持つ時間でした。
大学進学を機に徳島からこんな遠い所まで一人でやってきて、
高校まで演劇のえの字も知らなかったまま演劇サークルに飛び込んで、
そしてキミトジャグジーに出会ってファンになって出演させてもらって、
震災の後に居場所を失くしていた私を拾ってメンバーとして扱ってもらって。
稽古も本番も遊びも飲み会も、色んな時間を一緒に過ごさせてもらいました。
だから今回のブログは、チルノを振り返るだけじゃ収まりません。
なので出来る限り、拙い言葉ながらも、時間をかけてゆっくりキミトジャグジーを振り返りたいと思います。
もしよかったら最後までお付き合いくださいませ。
というわけで、まず今日は、「お客様編」!!
初めてキミジャグに出演した
第10回公演「私のポケットの中はいつも甘いものでいっぱいなの~パップラドンカの大冒険~」
大学三年生の冬でした。
ものすごく、ものすごく不安でいっぱいだったのを覚えています。
だってその時すでにキミジャグは人気劇団で、ファンもたくさんいることを知っていたから、
私がその中に入って一緒にお芝居していいんだろうか、
お客さん達にがっかりされないだろうか、と怯えてました。
一緒に初共演したサークルの後輩のトモタケは、まだ一年生でキミジャグのこともよく知らなくて、その無邪気な感じが羨ましく思えたくらいでした(笑)
それでも、公演終了後のアンケートや直接言っていただいた感想は厳しくも温かいものばかりで、キミジャグ出演のプレッシャーを拭ってくれたばかりか、これを機に所属サークルであるカゼマチに興味を持ってくれる方もいたりと、応援してくれる方々がいて本当にありがたかったです。
その後も、「骸」「プレイ×プレイプロジェクト」「プラザホテル企画」「焔」「チルノ」と出演を重ねるたびに、
だんだんと顔と名前を覚えてもらえて、声もかけていただけるようになりました。
キミジャグのお客さんって、本当にあったかいです。
お客さんに顔を覚えてもらって初めて、正式メンバーとして認められたように感じて、すごく嬉しかったのを覚えています。
「観てるよ!」「知ってるよ!」の一言が、どんなに嬉しいものか、つくづく実感した一年でした。
今回、チルノを演じ終えて客出しに立っていたら、本当に色んな方に声をかけていただきました。
びっくりするくらいたくさんのお花やプレゼントもいただきました。
ずっとキミジャグを観てくださっている方から、とても可愛いストラップとお守りを。
ケータイを見る度、この公演を思い出すことができます。開運のお守りで開運しつづけたいです!
匿名で頂いたのでわからなかったのですが、受付の章子さんに教えてもらって、恐らくあの方たちだと判明。
今度お会いできたらお礼させてください。色合いがすごく好みです。キモ可愛さに思わず笑いました(笑)
大学の先輩や後輩、過去に共演した人など、色々な方からお花をいただきました。
今度また飲みに行きましょう。ぜひぜひ!
お手紙や雑貨や可愛いチョコレートなど、素敵な物がたくさん。一番右はカーテンコールで座長が手渡してくれた花束です。
泣いてまうやろー!
サプライズ集団、キミトジャグジーです。
それから。
徳島の高校時代からの親友、通称・梅からの差し入れ。
名産さつま芋ブランド、鳴門金時の芋焼酎。
類は友を~と言いますが、彼女は私に勝る酒豪であり、良き呑み相手であります。
忙しい仕事の合間を縫って東京から駆けつけてくれました。
余談ですが、彼女と私は高校時代同じ女子サッカー部であり、また、一緒にバンドを組んでいました。
梅がベースで、私がギターです。
そこで私は「東京事変」「椎名林檎」に出会い、大好きになり、何曲かコピーして学園祭や小さなライブハウスでのライブで演奏もしました。
そして「群青日和」は一番の思い出の曲でもありました。
梅が、大学に入ってもバンドを続けていて、卒業前の最後のライブでも群青日和を演奏したのを聞きに行ったのがちょうど一年前のこと。
思い入れの強いこの曲をどうしても演奏したかったと。それを聞くことができて、私もすごく嬉しかったし、特別な感慨を覚えました。
それから一年後のこの公演で、織笠さんが全編に渡って椎名林檎や東京事変の曲を使ってくれると知った時は、驚いたけどすごく嬉しかったです。
しかも、高校の時の話なんかは何も言ってないのに、ラストで群青日和を使ってくれるなんて、この偶然はどういうことだろうと本当にびっくりしました。
恥ずかしい言い方ですけど、青春の思い出そのものの曲なんです。
梅や、パップラを見に来てくれたもう一人の友人ミホ(彼女はキーボード)との思い出の曲を卒業公演で流してもらえて、内心ニヤニヤが止まりませんでした。
「これ、私の青春なんです!」って言うの恥ずかしかったんでずっと黙ってたんですけど、本当にありがとうございました。
梅へ。そんな思いも詰まった舞台を、見に来てくれて本当にありがとう。
そして、たくさんのお客さんたちと、今回もわざわざ実家から飛んできてくれたお母さん、付き添ってくれたお姉ちゃん、ありがとうございました。
「お客様編」はここまで!
次回は舞台裏編をお送りします。
お楽しみに!