投げやりとかじゃないです、決して。 誰でもみんな、思うままに、が理想のはず。
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演劇やってるんです、って言うと、時々
「じゃあ、水戸芸術館で?」って聞かれることがあります。
バイト先の人だったり、そこに来るお客さんだったり。
たいてい、主婦の方、おばさま世代の人が多い。水戸在住で、水戸芸術館に一度か二度行ったことがあるか、行ったことはないけど当然存在は知ってる、という人。
「えっと、いつもは違う場所ですることが普通で、でも機会があれば芸術館の舞台でさせてもらうこともあります。」
みたいに答えます。
そしたら、次に来る質問が
「地震の影響は大丈夫だったの?」です。
「芸館もちょっと使えなくなってたんですけど、もう舞台も復活して9月に再開記念公演でお芝居があるんですよ」って答えます。
そして時間があれば「新・幕末純情伝」のこととか、そこに自分の先輩たちが出演予定のこととかを話します。
反応はだいたい
「あら、そうなの?よかったわねぇ」と言われます。
「そうなんです、よかったです、ほんとに」と答えます。
そこで、話は終わります。
「お芝居が、あるんですよ、芸術館も復活したんですよ」
という話をして
「あら、そうなの?」から
「じゃあ、行ってみようかな」
って言われたことがありません。
私が単に宣伝下手なのかもしれない。
でも、土日も祝日も関係無い職場の人に、
「仕事休んで、見に行ってみよう」とまで思ってもらうのってどうしたらいいんだろう。
17、18、19日は、水戸芸術館再開記念公演の「新・幕末純情伝」がありました。
ACMの俳優陣の他に、キミトジャグジーからも座長・織笠さん・ダイスケさんが、
他にも大学の先輩や現在あちこちで活躍してる役者さん達が出演していて、ずっと観劇を楽しみにしていた作品です。
初回を見に行きました。
なんかもう、色んな気持ちが混ざっていっぱいになって、2時間40分という長さでしたがあっという間に感じました。
泣いてる人もいたし、笑ってる人もいたし、そのどっちにも共感できたし、なんかすごく楽しかった。
歌ったり踊ったりするのが楽しそうでいいなぁって思ったし、殺陣はカッコよかったし、最後は泣いたし。
舞台上で遊ぶって、いいよなぁ。楽しいのがいいよなぁ。
観ればいいのに、って思った。観なきゃもったいないのに。
観ようかな、どうしようかな、って迷ってる人とか、「あら、そうなの」で終わっちゃう人とか、ほんともったいない。
でも、そんな人たちをどうやって劇場まで引っ張って行けばいいんだろう。
興味って、自分から持つものじゃないと、押し付けられたら逆に嫌になっちゃうのが難しい所。
自分がそういうアマノジャクな性格だからよくわかる。
だから、なー。なんだかなー。
そんなことを悶々と思いながら、
月曜日もまた見に行ってしまいました。
千秋楽だし、予約してないから無理だろなってダメモトで電話してみたら運良くキャンセルが出たようで、当日券が取れました。
この日にバイト入れてなかった一ヵ月前の自分、ぐっじょぶ。
初回と楽日を両方観れるって、なんてラッキーなんだ。
二回目は二階席だったので前回とは少し違う角度から、しっかりストーリーを噛みしめながら観ることができました。
舞台って、いいよなぁ。としみじみ思った週末でした。
何が言いたいかわからんくなってきたけど、お芝居やりたいなってことと、押し付けじゃなく広めることって難しいよなって思ったって話でした。
余談。
髪を切りました。
ショートにする、とは決めてたんですが
自分のイメージというか希望では、「スッキリしつつも軽くふわっとパーマで自然なニュアンス」
だったんです。
だったんですが。
美容師さんがドヤ顔で「できました♪」と言ってくれた時、
私の頭は衝撃の「ボブと言う名のマッシュルーム風」でした。
何故だ…何故こうなった…。
ということを素直に言い出せず、そのまま帰宅した私は
今まで一度も経験がないのに自分で自分の髪を切るという冒険をしました。
結果、もうわかりません。
何に例えたらいいのかもよくわからない感じになったので、もう今の私は何者でもありません。
でもあんまり心のダメージは受けてません。
受け入れるよ、これも試練だ。